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旅行や仕事で出かけた海外で、気に入った絵を記念に買ってくることも、よくあると思います。
額ごと買うと荷物になるのであとで日本でそれにあった額を購入すればいい、そう思って絵だけを購入することもありますよね。
ただこれが油彩画やアクリル画などの木枠にキャンバスが張ってあるものだったりすると困ることがあります。
日本で売られている木枠のサイズは決まっているのですが、海外では、この規格が異なるものがあるからです。また、日本製のきっちりと作られた木枠に比べて、海外の一部の地域によっては素朴というか、おおまか・・・というか (^_^;) ちょっと正確さに欠けたものなども多かったりします。
この木枠のサイズに合わせて、既成額は作れているので、せっかく買ってきた絵が日本で売られている油彩額に入らないことがあるのです。
もちろん、サイズが合わなければ、オーダーで製作すれば良いのですが、絵の価格も安いものだったりすると、そんなにお金をかけたくないと躊躇することもあるかと思います。
でも、せっかくの記念の品です。その地にゆかりのある絵だったり、思い出の場所だったりしたのなら、やはり飾って楽しみたいものです。
そんな時には、必ずしも油彩額に入れる必要はないのです。
もちろん、そのまま額に入れるには木枠分の額の厚みが必要ですから、油彩額などの厚みのある額にしなければ入りません。ただ、木枠からキャンバスをはずし、絵のサイズよりひとまわり大きい水彩額に入れて、中抜きマットを使えば、オーダーで油彩額を製作するよりかなり安く上がります(もちろん額のランクにもよりますが・・・)
水彩額にも、棹の幅が細いものから、油彩額のような幅広でデコラティブなものまでいろいろです。
絵によっては、重みのある油彩額より、こうした水彩額ですっきりまとめた方が合うものもあるのです。
メティエでは、額装は自由に楽しんでいただきたいと思っています。
例えば色紙は色紙額、油彩画は油彩額、水彩画は水彩額と、必ずしもそんな枠にはめて考えずに、水彩画を油彩額に入れても、色紙を水彩額に入れても良いのです。額装の仕方もいろいろです。
額は、絵にとっては衣装です。ファッションを楽しむように、額も自由な発想で楽しんでくださいね。
(2003年6月)
とにかく軽くしたいのならフレームと作品のみにして、ガラスも裏板もつけないことです。でも、それでは埃や劣化が心配です。
額本体
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額の材質は、木やアルミ、プラスチックといろいろです。アルミと木では、比重はアルミの方が重いのですが、フレーム構造により違うのでなんとも言えません。
また同じ木製でも材質の違いによって重量は大分違いがあります。。
あとはフレーム幅によっても違いますが、大きい作品にはそれなりの幅が必要だったりしますので、大きさにあったものを選ぶ必要があります。
ガラス
大きなサイズになるとガラスとアクリルでは、かなりの重さの違いが出ます。
もちろんアクリルにした方がずっと軽いです。
ガラスとアクリルでは、どちらが良いかというと、個人の好みもありますのでなんとも言えませんが、なるべく大きい作品の場合はアクリルを使用されることをお奨めします。
(ちなみに価格はガラスが高いと思われている方が多いのですが、アクリルの方が高いです。
(*メティエでは、オプションで全ての額はアクリル変更可能です)
入れ子(油彩額)
これを使用しないと、この分が軽くなります。といっても既成のものでは入れ子付のものが多いので、なかなか難しいのですが、オーダーで作る場合は入れ子抜きにしてもいいと思います。これも好みになりますが、かえって入れ子を抜いた方がすっきりまとまっていい場合も多いですよ。
作品の重さ
木製のボードなどに描かれたものなど、それだけでかなり重いのですが・・・でも、これは仕方ないですね。
裏板
たいしたことはありませんが、これもパネル仕立てになると多少、重くなります。パネルを使用することで丈夫にもなり悪いことではありませんが、ここはあくまで軽くするということですと、ウレタン樹脂などにすれば更に軽いです・・・・裏は見えないですからそれでもいいかもしれませんね。
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小さい額なら、それほど重さにこだわる必要はないと思いますが、大きいものなら例えばガラスをアクリルに変更するだけで、持ち運びも楽になり、額への負担も少なくなりますよ。
(2002年10月)
額縁のサイズは、その使用目的(中の作品)によって設定されています。
例えば、油彩額は、その中に入れるキャンバス地を張った木枠サイズ、水彩額は紙の裁断サイズ、写真はその印画紙のサイズといった具合です。
油彩額の寸法は、Fサイズ、Pサイズ、Mサイズとあります。Fは主に人物(Figure)、Pは風景(Paysege)、Mは海景(Marime)を描くのに適したバランスになっています。大きさは0号、SM(サムと呼びます)、3号、4号、6号、8号・・・と続き、号が大きくなる程、大きいサイズになります。間の号(例えば2号)も存在はしますが、通常あまり使用しません。
このF、P、Mと、数字の組み合わせで大きさが決まります。
また、Fサイズ、Pサイズ、Mサイズはその順で、細長い形になります。
例えばF6号は 410mmx 320mm 、P6号では410mm x 275mm 、M6号では410mm x 240mmと長手(ナガテ・寸法の長い方)は410mmと変わらず、短手(ミジカテ・短い方)がその順で短くなるのです。
水彩額(デッサン額)のサイズの呼び方は、また違ってきます。
一般には、ちょっと馴染みのない呼び方ですが、主に使われるものでは、インチ判、八ツ切(ヤツギリ)、太子(タイシ)、四ツ切(ヨツギリ)、大衣(タイコロもしくはダイコロ)、半切(ハンセツ)、三々(サンサン)、小全紙(ショウゼンシ)、全紙(ゼンシ)の順で大きくなります。大衣なんて、知らないと、タイコロとは読めませんよね。
その他、洋紙サイズではA判、B判というサイズがあります。
よく、書類やFAX用紙など、A4サイズやB4サイズなど使いますね。こちらは、番号が大きくなるにつれて大きさが小さくなります。つまりA3サイズよりA4サイズの方が小さくなります。
其の他、写真額のサイズもまた、異なっています。
それぞれの額により、大きさだけでなく、縦横のバランスが異なってきます。
例えば、水彩画を描くときに使う、スケッチブックはFサイズのものが多いですね。このスケッチブックは油彩画の下絵に使う場合も兼ねていますので、こういうサイズになっているのですが、このFサイズのバランスで描かれた水彩画を水彩額(デッサン額)に入れると、バランスが合わなくなってしまうという場合も、時には生じてしまうのです。
(2002年2月)
このサイトでは、
1.オーダーメイド額縁、
2.イージーオーダー額縁(モールディング)
3.既成額(油彩額縁・水彩額縁)
と分類しておりますが、メーカーや店によっては、イージーオーダーの額をオーダーメイドと呼ばれる場合もあるようです。ここでは、上記の3種類に分けてお話しさせて頂きます。
1.オーダーメイド額縁
こちらは、ご注文を頂いてから、全ての工程を職人の手作業で作り上げる額を言います。
まず、木地職人により、土台となる木型を製作します。
狂いの少ない、良質の木地を使用しコーナーを繋ぎあわせます。
これを正確に作ることが素人では大変、難しいのです。
次に額縁職人の手により、入念に何度も下地を塗り上げます。
飾り型のあるものは、それぞれのデザインごとの、型取りした盛り上げ止型を置きます。
その上に、ニカワ、胡粉、金箔、銀箔 等を施します。
これを何度も繰り返し、何層にも重ねていくことで、複雑で深みのある額縁を作り上げていくのです。
アクセント模様のあるものは、手書きもしくは、型押しの紋章を施します。
入れ子につきましても、一点ずつの手作業によって作られます。
入れ子のマットは御希望により、麻や化繊、箔、等で仕上げる事が出来ます。
刃先のみの仕上げも可能です。
箔の加減から、仕上げまで、すべて御希望を伺った上で製作する額は、一点もののオリジナルの額となります。
最近では、工場での大量生産の額が多い為、こうした額縁職人は、大変少なくなっています。
丁寧に仕上げられた、オーダーの額は、他にはない重厚感や迫力があるものです。
これだけで、立派な工芸品と言えるでしょう。
作品を見せるのに、額が立派すぎるのは・・・という意見もあるとは思いますが、御希望にあわせて製作するのですから、どんな作品にも合ったものが出来上がるので、作品をより引き立たせることが出来るはずです。
(2001年9月)
2.イージーオーダー額縁(モールディング)
このタイプの額は3m位の長い棹をお客様の御希望にあわせて、mm単位で繋ぎ合わせて製作する額です。
まず、長い棹の製作です。
木製の棹はカンナ盤を通して型を削り出し、色を施したり、シリコン樹脂等で型を作ったものを貼り付けて細かい模様の棹を製作します。この棹は、海外で一括して作られるものが多くなっています。
また、木以外にも、ステンレスやアルミニウムで作る場合もあります。(ステンレスとアルミは見た目は殆ど変わりありませんが、価格はアルミの方がステンレスよりかなり安く出来上がります)
次にお客様に選んで頂いた棹より、ご希望の寸法の額を製作します。
(以下、木製額の場合です)
コーナーを正確に45度にカットしてボンドで繋ぎ合わせて作られた額に、ガラス(もしくはアクリル板)、中紙、青紙(緑色ですが)を貼った裏板、トンボ(裏板を止める金具)やヒートン(吊り紐を通す金具)を取り付けます。
キャンバスを入れるだけの厚み(ドロ足)をつければ、油彩額仕上げになります。(入れ子が必要であれば適宜)
箱が必要な場合は、それぞれの寸法に合わせて一点ずつ箱を製作します。
これで、作品に合った寸法の額が完成です。
中抜きをしたマットを使う場合は、作品よりひとまわり大きいサイズで、オーダーされてマットを使用すれば、既成の額より、その作品に丁度あったバランスのとれたものが出来上がります。
3.既成額(油彩額縁・水彩額縁)
こちらは、工場で一括して製作されるタイプのものです。最近では海外での工場で製作されるものが多くなっています。
製作工程は、イージーオーダーと、あまり変わりありませんが、一括して生産される為、寸法変更、其の他の仕様の変更はできないものが殆どです。
(2001年10月)
なかなか気に入った額縁が見つからないこと、ありますよね。
そんな時、いっそ自分で作ってしまおうかと思うことありませんか?
でも、やってみたらこれは結構大変。
まず、額の接合部分(コーナー)のカットを決めるのが、家庭用のノコでは難しいのです。
それはそれ、手作りの良さと思えばそれでいいのですが、手間がかかるわりには、出来栄えはどうも・・・なんてことにも
どうもちょっと気に入らない・・・そんな時は既成の額縁に少し手を加えてみることで、だいぶ印象も違ってくるものです。
市販の油彩額で、ちょっと気になるのは、入れ子の白っぽい麻マット(日本の額には、この白っぽい麻マットが多いのですよね)。油彩額においての、明るい色のマットは絵によっては妙に浮いてしまい、場合によっては絵が安っぽく見えたりします。
例えば白麻マットを金や、ダークな色に塗ってしまうと、印象は大分落ち着いたものになります。
また、3Dや立体的なものを額装する時に使用するシャドーボックス、どうも安っぽいものしかなくて・・・という時は、油彩用の額を利用してみたり、水彩額にドロ足をつけて、立体にしてみたり・・・
額の装飾にも少し手を加えてみては?(これは工夫次第でいろいろ出来ます)
ちょっと手を加えることで、全く印象の違った、オリジナルの額が出来上がりますよ。
(2001年8月)
額に入れることができるものは様々です。
ご自身で描かれた、油彩画、水彩画、アクリル画・・・
お子様の描かれた絵、賞状、各種資格(証明)証書
旅先での思い出の絵画や切符やワインのラベル、レストランのメニューやコースターetc・・・
ゴブラン織などの織物、人形、木彫り・・・
お気に入りのカレンダーや写真・・
などなど、飾ろうと思いながら、引出しにしまったままになっているものって結構ありませんか?
そのままでは、汚れたり、インテリアにするにはちょっと貧弱になってしまう・・・そんな物を額装してみてはいかが?
日本では、まだまだ欧米ほど、額縁が家庭の中に定着してないように思えます。昔ながらの日本家屋では確かに和額でないと、部屋との調和が悪かったせいもあるかもしれませんが、家の中を見渡して見ると、なんとなく物足りない壁面って結構ありませんか?
なにも、高価な絵画を飾る必要はありません。
お気に入りのものならポスターでも切り抜きでも、何でもいいのです。
残念なのは、スーパーで山積みにしている額にそのまま入れて飾ってみたら、なんだか安っぽくってサマにならない・・・とあきらめてしまわれる方が多いということです。
バランスの合うマットを入れるだけで、随分、見栄えも違ってくるのですが・・・
額縁店で買う額は、高いものばかりではありませんよ。
ただ、せっかく飾られるなら、価格だけで選ばれることはお勧めしませんが・・・
もちろん、高ければいいってものでもありませんね。
(2001年7月)
額装した経験のある方はマットについてはある程度、ご存知だとは思いますが、一般的に使用するマットの種類はそう多くはありません。
見せたいのは中心となる作品です。マットが主張しすぎては逆効果になりますから、作品を引き立てるためのマットを選ぶ範囲はそう多くはないのです。
でも実はマットとは大変種類が多いものです。
まず、厚さ
通常1mmの薄いマットから1.5mm、2mm、3mm、厚いものでは5mmというものもあります。
マットが厚いほど、作品に奥行きを持たせることができます。
次にカラーと素材
マットは台紙の表面に高級紙(または布)を貼って仕上げてあります。
台紙の色は主にホワイトもしくはブラックです。(マットは斜めにカットを入れますので、この台紙の色が、カット面に出ます)
そして台紙の表面の仕上げに使用する紙(布)の素材とカラーで組み合わされ、この種類は特注も含めると150種類以上はあります。
この素材には、高級水彩紙、布目、ラシャ、和紙などがあり、それぞれ異なった雰囲気を出します。ホワイト・アイボリー系だけでも、ざっと30種類はあります。
(2001年4月)
水彩画や版画、ポスターなど、紙を使った作品を額に入れるときには一般的に、デッサン額(水彩額)にマット(マットについてはマットカット加工をご覧ください)を入れて額装します。
マットを使用することで、作品が直接ガラス面と接触することを防ぎます。また作品に広がりをもたせたり、無酸性紙のマットを使用することで、作品の酸化を防ぐ効果も高めているのです。
さて、そのマットと作品と額のバランスについてですが、
通常、マットの幅は上下左右、同じくらいにすることでバランス良く見えます。
ですが既製の額ではどうしても収まりが悪い場合があります。
そういう場合は、トリミング等で調整したりもしますが、それにも限界があります。
例えば、作品(紙)のサイズがF6(410mmx320mm)であった場合、半切サイズ(545mmx424mm)という額縁を使用される方が多いようです(額サイズについては寸法表をご覧ください)。
そうした場合、縦横の余白部分(マット)が30mm以上も異なる為、バランスが悪くなるのです。
作品が縦の場合ならまだしも(上下の余白部分が多い分には、視覚的に許せるものです)、これが横になるとなんともバランスが悪く心地悪さが残ります。
こういう場合、F6サイズ用の額縁【550〜570mmx460〜480mm。額縁製造メーカーによってこの寸法は異なります】を利用されてはいかがでしょう。
一般的な額サイズほど種類は多くないので、ご存知ない方も多いと思いますが最近少しずつ増えてきています。
これですと、上下左右の余白(マット部分)がほぼ均一にバランスよく収まります。
額の種類、作品のトリミング、マットの使い方、その他いろいろな方法で作品をバランス良く見せる方法があります。どうしても合わない場合は作品サイズにあわせてモールディンク(棹をカットしてご希望の寸法に仕上げるイージーオーダー)にするといいかもしれません。
もっと具体的に話したいところですが、それは追々、少しずつお話ししていきたいと思います。
額のデザインや、マットの色や素材、作品とのバランス・・・
全てをコーディネイトすることで、作品の演出効果が発揮できます。
バランスの悪い額装はせっかくの作品も額も台無しにしかねません。
このへんは額縁店との信頼関係も大切ですね。
(2001年4月)
まずは、中に入れる作品をよりよく見せる為ですね。
額縁で作品の印象は全く違ったものになります。場合によっては、作家の意図することとは異なることを表現してしまうことさえあります。故に額縁選びはとても大切なことなのです。
額縁店で購入される場合はできるだけ、作品を持って行き、額と合わせてみてから購入されるといいでしょう。
そして作品を保護するためにも額縁は必要です。
油彩額でも水彩(デッサン)額でも通常ガラスもしくはアクリル板を入れます(パネルのようなものには塩ビ板などを使用したりもしますが、耐久性はあまりよくありません)
ガラス(アクリル)を入れることによって空気中の埃で作品を汚すことを防いでくれます。また、ガラスを通すことによって、紫外線はいくらか防げるので、褪色もいくらか防ぐことができるのです。
そして、ぜひ作品は額に入れて部屋に飾ってください。
紙やキャンパスのまま、押し入れに眠っているのではかわいそう・・・
紙は巻いたまま保管していると、作品も痛んできます。
飾るお部屋との調和も考えて、額選びもしたいですね。
(2001年3月)